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歯周病治療

初期では自覚しにくい歯周病にご注意ください

30代以上の約7割以上の人が、歯周病かあるいは潜在的な予備軍といわれます。

30代以上の約7割以上の人が、歯周病かあるいは潜在的な予備軍といわれます。
(厚生労働省 平成23年歯科疾患実態調査)歯周病は痛みのないまま進行するため、サイレント・ディジーズ(静かな病気)とも呼ばれます。
気づいたときにはかなり症状が進行している場合が多く、早期の治療開始が重要です。

 

歯周病とは

歯周病とは、歯を支えている骨(歯槽骨)を破壊してしまう病気です。

歯肉炎、歯周炎(歯周病)の違いは

歯の周りには歯周組織というものがあります。

歯周組織は歯肉、歯根膜、セメント質、歯槽骨に分けられます。

このうち炎症が歯肉に限局した場合を歯肉炎といい、歯槽骨、歯根膜、セメント質の破壊を伴う場合(現実的には歯槽骨の破壊がみられるもの)を歯周炎といいます。

 

これらは炎症の範囲を示す病変であり、病変の激しさを表すものではありません。
なので、明らかな歯肉の腫れがあっても、それが歯肉に限局していれば歯肉炎になります。

 

逆に臨床的にほとんど炎症像が見られなくても、歯槽骨の破壊あれば歯周炎ということになります。

また歯周炎は慢性的に進むものが多く、普段は特に大きな症状として感じることはあまりありませんが、疲れたりして体の抵抗力が落ちると痛みや腫れとして症状が出てきます。

歯周病の進行の仕方

「歯肉炎」→「軽度歯周炎」→「中等度歯周炎」→「重度歯周炎」という過程で進行していきます。 始めは歯肉が赤くなり歯磨きをすると血が出る軽い症状(歯肉炎)から始まり、気が付いたときは骨破壊が広範囲に及んでしまっている場合(中等度歯周炎や重度歯周炎)もあります。

歯周病の恐ろしいところはここにあります。

歯周病の検査から治療の流れ

歯周基本検査

具体的には歯周ポケットの測定、歯の動揺度の測定、プラークの付着状況の検査などです。
状況によってレントゲン検査も併用します。また動画機能のついた口腔内カメラでお口の中
の状態を実際にご覧いただき詳しく説明させていただきます。

ブラッシング指導

まずは普段のブラッシングの状況を伺い、場合によってはやり方を実際に拝見します。
検査で問題があった部位を中心にブラッシング指導させていただきます。また、患者様ごとに適した歯ブラシなどもご紹介します。

スケーリング

歯面に付着しているプラーク、歯石、その他の沈着物を機械的に除去していきます。

歯周基本検査(2回目)

検査内容は1回目の検査と同じです。再度検査をすることで1回目の検査値と比較ができ、改善されているかどうかが分かります。(状態が落ち着いてきていれば3~4か月後のメンテナンスに移行していきます。)

SRP(歯肉縁下のスケーリング)

歯周ポケットの奥のプラークや歯石の除去を行い、歯の根面を滑らかにしていきます。

歯周精密検査

スケーリングやSRPなどの非観血的処置によって歯周組織がどのくらい改善したかを検査します。
(状態が落ち着いてきていれば3~4か月後のメンテナンスに移行していきます)改善がみられなかった場合は歯周外科処置に進みます。

歯周外科処置

歯肉をメスで切開剥離し、歯根の汚れた部位を肉眼で確認しながら歯石を除去します。必要に応じて歯周組織の再生を促す再生療法を併用することもあります。

再評価

歯周外科処置により歯周病が改善されたかどうかを評価します。

メンテナンス

3~4か月ごとの定期的なメンテナンスを行い、再発しないように予防していきます。

歯周病と全身疾患

歯周病と関連性の高い全身疾患として代表的なものとして挙げられるのは糖尿病、感染性心内膜炎、細菌性肺炎があります。

特に糖尿病と歯周病との関係は古くから明らかにされています。
コントロールされていない糖尿病の方は細菌に対する抵抗が減少しており、また歯周組織局所の血流も減少してしまうので成長因子の不足などによって間接的に歯周病を進行させてしまいます。

「ヘモグロビンA1C」というものがあります。これは過去2~3か月の血糖の状態を表す数値です。
最新の糖尿病治療薬を使用しても下げられるヘモグロビンA1Cの値が平均0.4ポイントと言われている中で、歯周病を治療した糖尿病患者のヘモグロビンA1C値は平均で0.4ポイント低下したとの報告もあります。

また最近では、歯科医院での歯周病検査から糖尿病の疑いがあるということで内科への受診を促すケースもあります。

歯周病と関連性の高い全身疾患として代表的なものとして挙げられるのは糖尿病、感染性心内膜炎、細菌性肺炎があります。
特に糖尿病と歯周病との関係は古くから明らかにされています。コントロールされていない糖尿病の方は細菌に対する抵抗が減少しており、また歯周組織局所の血流も減少してしまうので成長因子の不足などによって間接的に歯周病を進行させてしまいます。

歯周病と喫煙

歯周病の危険因子(リスクファクター)の中で最も多いのが喫煙です。
喫煙者の歯肉は非喫煙所に比べて見た目の炎症はあまり見られませんが、歯周組織の破壊は倍以上の速さで進行しているといわれています。
歯周病は歯周病原生細菌による感染症であり、また生活習慣病でもあります。生活習慣の中に喫煙も含まれている方は注意が必要です。

歯周病と口臭

歯周病の臨床症状の一つに口臭が挙げられます。全身疾患が原因で生じる口臭もありますが、80パーセント以上がお口の中に原因があるといわれています。 特に痛みはないのに口臭が気になるという方は、歯周病になっている可能性があります。